● Truly Essentially ガラス工芸教室 in Artist Labのご案内 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「 ガラスが持つ多彩な魅力を、広く一般の方・異業種の方と共有する空間 」をコンセプトに、アトリエの一部を
制作の場として開放しております。大学出講日・作品制作時以外の日にお越し頂くものとなりますが、
一人一人の想いを大切に、「皆様のオリジナル作品を形にするお手伝い」をさせて頂きます。ガラスが持つ魅力を
ご自身の視点で探ってみては如何でしょうか。詳細はTruly Essentially ガラス工芸教室 in Artist Labの公式サイトを
ご覧ください。
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● ガラス工芸 豆知識 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日々の暮らしの中で身近な素材として広く使われているガラスですが、普段あまり見かけることのない多彩な表情を
持っていることは意外と知られていません。私がガラス造形作家として制作に取り入れている主な技法は、
キルンワーク( パート・ド・ヴェール、フュージング、スランピング、エナメル絵付け等 )と 吹きガラス(溶解ガラス)と
呼ばれるものです。相反する魅力的な側面を持つこれらの技法を、単なる技術としてではなく、
概念として組み合わせることで素材が持つ可能性は飛躍的に広がります。又、ガラスは、素材自体が輝きをもち、
製造過程の吸引力(制作技術の面白さ)が非常に強いため、制作に対する作者の客観的な思考力が問われる
素材でもあります。作者と作品を受け取る側が、より自由な感性を持つことにより、今後、様々な分野での
新たな活用法が期待できる素材の一つではないでしょうか。
● パート・ド・ヴェール 豆知識 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
パート・ド・ヴェールを含むキルンワークと呼ばれる技法では、電気炉内での焼成が作品の形を決めます。
焼成温度は850℃前後と高温で、我々の日常とは別世界の環境の中で、時間をかけてゆっくりと作品が
成形されてゆきます。最後のひと筆を熱が演じる・・・といったところでしょうか。その焼成時に作品に
吹き込まれる「時間」は、この技法の魅力の一つといえます。高温で熱し続けられる型の中でガラスは流れやすい所に
真っ直ぐ流れてゆきます。そのプロセスは、ガラスの「意思」をもって成立しており、嘘のない、我々人間が考えるものを
はるかに超越した力に満ちています。このような環境から生み出されるガラスは、たとえそれがどんな形で
窯から出てきたとしても失敗とよばれるものは存在せず、我々に様々な「気付き」の機会を与えてくれているようにも思えます。
自然の力が宿り生み出される造形・・・それを認め、巡り合えたことに感謝し、常に鮮度の高い展開を生み出してゆく。
技術や知識に偏りがちなもの作りにおいて、作り手が本来大切にしなければならないものを、この技法は静かに
語りかけているようにも思えます。
● フュージング 豆知識 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フュージングは、アクセサリーから大型パネル作品まで、2次元の表現を幅広く楽しめる技法の一つです。
ガラスのかけらを、塗り絵感覚で直観的に組み合わせてゆけるプロセスに魅力を感じる方も多いようです。
パート・ド・ヴェールと同様、ゆっくりと進む制作プロセスの中で、立ち止まり、考え、休んでみたり・・・
作者のペースで制作できるのも魅力の一つです。熔かすことで出会えるガラスが本来持っている自然な姿を
身近に体感できるフュージング技法は、ガラス以外の分野の方でも比較的扱いやすく、ガラスの特性を
理解しやすい技法の一つでもあります。
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最終更新日 2021年2月28日
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ガラスとコンクリートの造形作家 ● 馬場淳一郎 ● JUNICHIRO BABA | 作品集