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ガラスとコンクリートの造形作家 馬場淳一郎 JUNICHIRO BABA | パート・ド・ヴェールとは








 パート・ド・ヴェールとは


  パート・ド・ヴェールを含むキルンワークと呼ばれる技法では、焼成中の電気炉内で作品の形が決まります。焼成温度は850℃前後と高温で

  我々の日常とは別世界の環境の中で「 時間をかけて 」ゆっくりと作品が成形されてゆきます。最後のひと筆を熱が演じる・・・

  といったところでしょうか。その「焼成時に作品に吹き込まれる時間」が、この技法の魅力の一つと考えられます。高温で熱し続けられる型の中で

  ガラスは流れやすい所に真っ直ぐ流れてゆきます。その過程は、ガラスの「意思」をもって成立しており、嘘のない、我々人間が考えるものを

  はるかに超越した力に満ちています。そんな環境の中から生み出されるガラスは、たとえそれがどんな形で窯から出てきたとしても

  失敗とよばれるものは存在せず、我々に様々な「気付き」の機会を与えてくれているようにも思えます。

  自然の力が宿り生み出される造形・・・それを認め、巡り合えたことに感謝し、常に鮮度の高い展開を生み出してゆく。技術や知識に偏りがちな

  もの作りにおいて、作り手が本来大切にしなければならないものを、この技法は静かに語りかけているようにも思えます。