アトリエでは様々な業種、バックグラウンドをもつ方々との出会いがあります。

作る作品のディスカッションを深めてゆく中で、一人一人興味のある視点が微妙に違うことに

気付くことが日常的にあります。


大切にしたいものの本質が見え始める時の輝きはとても美しく、

そういった瞬間をこの場で共有して頂ける事は、この上ない歓びでもあります。


昨今、個性という言葉の重みが以前と比べ少しずつ変化してきているようにも思われますが、

違いの中の輝きをフラットに共有できる時間を持つことで、普段の日常が少しずつ変わって見えてくるのかもしれません。


新年度を迎え、新たな気持ちでもの作りと向き合おうとしている方も多くいらっしゃることと思います。

ゆっくりと進むアトリエでの時間の中で、少しでも多くの方々に

ガラス作品制作を通じて、歓びと気付きのきっかけを体験して頂けたら・・・と考えております。

ご興味がおありの方は、お気軽にアトリエまでお問い合わせください。

    ●  Truly Essential Blog ・・・・日々の暮らしの中で思うこと。

最終更新日:2024年4月19日


 Truly Essentially ガラス工芸教室 in Artist Labのご案内 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  ガラスが持つ多彩な魅力を、広く一般の方・異業種の方と共有する場であることをコンセプトに、

  レッスンを開講しております。大学出講日・作品制作時以外の日にお越し頂くものとはなりますが、

  一人一人の想い・ご希望を大切に、作品を形にするお手伝いをさせて頂きます。ガラスが持つ魅力を

  ご自身の視点で探ってみては如何でしょうか。詳細はTruly Essentially ガラス工芸教室 in Artist Labの公式サイトを

  ご覧ください。



● ● ● ● ● 
Truly Essentiallyガラス工芸教室 in Artist Lab公式サイトはこちらから ⇒



 ガラス工芸 豆知識 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  日々の暮らしの中で身近な素材として広く使われているガラスですが、普段あまり見かけることのない多彩な表情を

  持っていることは意外と知られていません。私がガラス造形作家として制作に取り入れている主な技法は、

  キルンワーク( パート・ド・ヴェール、フュージング、スランピング、エナメル絵付け等 )と 吹きガラス(溶解ガラス)と

  呼ばれるものです。相反する魅力的な側面も持つこれらの技法を、単なる技術としてではなく、

  概念として組み合わせることで素材が持つ可能性は飛躍的に広がります。又、ガラスは素材自体が輝きをもち、

  製造過程の吸引力(制作技術の面白さ)が非常に強いため、制作に対する作者の客観的な思考力が問われる

  素材でもあります。作者と作品を受け取る側が、より自由な感性を持つことにより、今後、様々な分野での

  新たな活用法が期待できる素材の一つではないでしょうか。



 パート・ド・ヴェール 豆知識 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  パート・ド・ヴェールを含むキルンワークと呼ばれる技法では、焼成中の電気炉内で作品が成形されてゆきます。

  焼成温度は840℃前後と非常に高温で、日常とは別世界の環境の中で 時間をかけてゆっくりと

  作品が生み出されてゆきます。最後のひと筆を熱が演じる・・・といったところでしょうか。その焼成時に

  作品に吹き込まれる時間が、この技法の大きな魅力の一つでもあります。高温で熱し続けられる型の中で

  ガラスは流れやすい所に流れてゆきます。その過程は、ガラスの意思により成立しており、

  我々人間が考える思考を遥かに超えた真の力に満ちています。そのような環境下で生み出されるガラスは、

  たとえそれがどんな形で窯から出てきたとしても失敗とよばれるものはなく、我々に様々な気付きの機会を

  与えてくれているようにも思えます。自然の力が宿り生み出される造形・・・それを認め、巡り合えたことに感謝し、

  常に鮮度の高い展開を生み出してゆく・・・。技術や知識に偏りがちなもの作りにおいて、

  作り手が本来大切にしなければならないものを、静かに語りかけているようにも思えます。



● フュージング 豆知識 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  フュージング技法はアクセサリーから大型パネル作品まで、主に2次元の表現を幅広く楽しめる技法の一つです。

  ガラスのかけらを、塗り絵感覚で直観的に組み合わせてゆけるプロセスに魅力を感じる方も多いようです。

  パート・ド・ヴェールと同様、ゆっくりと進む制作過程の中で、立ち止まり、考え、休んでみたり・・・、

  作者のペースで制作を進めてゆけるのも魅力の一つです。熔かすことで出会えるガラスが本来持っている自然な姿を

  身近に体感できるフュージング技法は、ガラス以外の分野の方でも比較的扱いやすくガラスの特性を

  理解しやすい技法の一つでもあります。

●  ●  ●  ● ● ● ● ● Truly Essentially Blog アーカイブス 

  Truly Essentially Online Shop at minne ( アトリエ作品オンラインショップ )

  Truly Essentially Online Shop at Iichi ( アトリエ作品オンラインショップ )

● Truly Essentially Online shop at Creema( アトリエ作品オンラインショップ )

 Truly Essentially Artist Lab Instagram( アトリエ公式 Instagram )

● Truly Essentially Artist Lab ( アトリエ公式サイト )

 Junichiro Baba Instagram

  フュージング技法とは

  パート・ド・ヴェール技法とは

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

●  アトリエのご案内

  作品制作コンセプト 
  お問い合わせ窓口
●  Links 
  English Version
  ガラスとコンクリートの造形作品   

  写真作品

  プロフィール 

© Copyright. All Rights Reserved. JUNICHIRO BABA
※ 画像を含む全ての掲載内容の著作権・肖像権は当ウエブサイトに帰属します。無断でコピー・使用することはご遠慮ください。

ガラスとコンクリートの造形作家 馬場淳一郎 JUNICHIRO BABA | 作品集